●白夜行 ●疾走

いやいや・・・参りましたね。なんと、ほぼ一年ぶりの更新です。申し訳ない!!!!!

この一年間、本を読んでなかったわけではありません。
毎日、毎日、中毒患者のように、本を読み漁っていました。
仕事に出るときも、飯を食いに行くときも、とにかく「本」がないと落ち着かない・・・。読みかけの本を忘れた時はわざわざ家に戻って、本を取りに帰るほど、読みまくりました。

しばらく、数ヶ月、《東野圭吾》を何冊か読みまくりました。
ある意味、天才ですね。エンターテイナーなんでしょうね。 読みやすく、そこそこワクワクさせてくれる。そんな作家だなぁ〜と思いました。読んでいる時は、本当に引き込まれてしまうのですが、読後感が薄いというか・・・・。それでも次の作品を読みたいと思わせるような、そんな作風でした。

そうやって、何冊か読んでいる内に、なんと作者が134回直木賞を取ってしまいました。
偶然にも、ハマって(?)読みふけっていた私には、「あぁ、この程度の作品が直木賞なのかぁ〜・・・」という思いでした。
もちろん、受賞作『容疑者Xの献身』も読みましたが、う〜〜〜ん・・・・直木賞を取るほどでは・・・・???? というのが正直な感想です。

東野圭吾を、まだ読んだことが無いという方・・・。とりあえず、何冊か読んでみて下さい。
確かに面白いですよ!『容疑者Xの献身』も確かに面白いです。
そして、4〜5冊読んだ後に、今回の標題に取り上げた『白夜行』を読んで下さい。
この作品は、いまのところ私にとって、東野圭吾の最高傑作です。この作品は、いわゆる「小説」と言っても、いい作品なのでしょう。
その他の東野作品の「推理小説」というジャンルを超えた、「小説」としても面白さがあります。
人称の扱い方、心理描写の手法など、東野圭吾の「作家」としての力量が発揮されている作品だと思います。

 

さてさて、久しぶりに「やられたぁ〜〜〜〜!!!」と思った作品は、《重松 清》氏の『疾走』です!
この作品は、単行本として発行された当時から、その印象的なカバーデザインで気になっていたのですが、逆にそのデザインが“三流怪奇小説”のようなイメージで、ちょっと敬遠していました。
今回、文庫2分冊化されたのを機に読んでみたのですが、なぜ今までこんな素晴らしい
作品を読まなかったのか!と、深く後悔しました!

この作品に関して、解説はいりません!
とにかく読んで下さい!
感動します!心が震えます!
この作品を読んだ後、私は他の本を読む気がしなくなりました。
この感動を、他の物語で中和させたくないと思いました。
重松氏の作品は、初めて読みましたが、他の作品を読む事が恐い気がします。
これ以上の感動を与えてくれるのか?どうか?
(と、書きながら、読了後すぐに、氏の『流星ワゴン』を買いに行きました!)

 

 

2/Jun/2005

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