●心のユニバーサルデザイン

 ここ数年「ユニバーサル・デザイン」という言葉(コンセプトや、製品)が注目され、実践されている。 従来のモノ作りや町作りの基本設計思想が、健常な、しかもなぜか成年男子を基準としてなされていたものが、これからの福祉・高齢者社会、男女機会均等社会に対応し、女性や子供、高齢者や障害者などにも使いやすい製品、サービスをデザインしていこうと言うのが、「ユニバーサル・デザイン」のコンセプトだ。 これは、とても良い考え方であるし、モノ作りなどにおいて、よりデザインの基本思想が人間的になってきた現れだと言える。

 このような考え方が、モノ作りだけではなく、たとえばITサービスのようなサービス分野にまで広がってきて、益々「みんなが暮らしやすい社会」が構築されてゆく事は、本当に望ましい事だ。

 この考え方をもう一歩踏み込んで、「心のユニバーサル・デザイン」が実現できる社会になれば良いなと考える。 世の中には、身体は健康で健常でも、精神面や性格面で問題(と言うほど大袈裟なものではなくても)を抱えている人がたくさんいる。 例えば、自分の考えをうまく表現できない口下手な人、内向的な性格の人、つい余計な事までしゃべってしまう人・・・等々。 人知れず悩んでいるかもしれない、そのような人たちも受け入れて、活躍の機会が与えられて、みんなが生き生きと生活できるような、社会構造を構築、デザインできれば素晴らしいなと思う。

 
2004/1/8

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