マスタードパフェ


<数の話(前書き1)> 

 最近読んだあるHPに触発され、ちょっと「数」について書いてみたいと思います。
元来、典型的な国語人間(模範的な国語人間ではありませんが)である私は、実は「数学」というものが苦手で、高校3年間のうち2年間の数学の試験では、2桁の点数を取ったことが1回しかありません(それも15点とか17点とかいうものでした)。

 社会人になってから「これではイカン!」と思い立ち、密かに「中学生の数学」を一から勉強し直した時期もありました。

 ビジネスにおいて、「金勘定」というのは最も重要な事で、見積もりや請求書の計算違いというミスは、時として致命的にさえなりうる問題です。
更に、その値段設定の基本となる原価計算には、原材料の寸法計算や、重量計算、さらに行程毎の特殊な計算なども相まって、複雑な計算が要求されます。

 その時々(状況や背景)によって変化する数字は毎回毎回再計算をしなければなりませんし、どのような場合にも不変の数字は暗記しなければなりません。

 そして、それらの複雑怪奇な数字を組み合わせて、ビジネスの世界は成り立ってゆきます。「日程」「工程数」「人員」なども数字で表されるビジネスの要素ですね。

 もっと言えば、人と人との関係も、その距離や重量、質量、バランスという数字の上に成り立っていると言えなくもありません。
もちろん、「『人と人の信頼関係』『心の在り方』は数字では計れない」という考え方はもっともですし、私もそのように思います。
ただ、ここでは「一考察」として敢えて数字に置き換えてみたら、というお話です。

 まず「距離」。
距離には物理的な距離と精神的な距離があると思います。
物理的な距離(たとえば「北海道と沖縄」「東京都ニューヨーク」)は、インターネットをはじめとする、様々な伝達手段によって、その数字(距離)は縮められてゆきます。
ブロードバンドの普及によって、「遠隔学習」「遠隔治療」などの技術はすでに各業界に於いて取り入れられ、実用化されています。今後はさらに高速・大容量の伝達技術が開発され、物理的な距離はますます縮小されてゆくでしょう。

精神的な距離。
これはなかなか難しいものがあって、目の前で商談をしている相手の本意が見えなかったり、こちらの意図が充分に伝わらない場合があります。
場合によっては、会って直接話をするよりも、メールなどで要点だけを伝え合った方がはるかに合理的に商談が進む場合さえあります。
特にビジネスにおいて、生産性という見地から見た場合、このほうがはるかに生産性は高くなります。
ただ、逆の場合、メールや文章のやり取りだけで仕事を進めてしまうと、思わぬ所で勘違い、食い違いが生じた場合、それらの間違いに気付かなかったり、気付くのが遅くなり、その軌道修正のために生産性を落としたり、時には重大なミスに結びつき、取り返しの付かないことになるリスクもあります。
これらの全ての可能性を考慮した上で、精神的な距離を測り、その距離に適した伝達手段を選んでゆくことが、ビジネスを上手く運ぶ要素のひとつかもしれません。

 

 つぎに「重量」。
「寄らば大樹の陰」というように、敢えて「小」を捨て「大」を取る方法が、安全で確実かも知れません。
また、その先の展開を見据え、いまここでは敢えて「大」を捨て「小」を選ぶという方法もあります。
いずれの選択にしても、今現在の「重量」よりも、その「重量」を形成する環境の本質を見極め、その変化に対応する柔軟性、変化を予測する先見性が必要なことは言うまでもありません。
ただ、先の展開が読めていても、今ここでは「大」を取るしかない(もしくは「小」をとるしかない)という状況もあります。
無理をして「大」を取りに行ったがために、自分自身の体力が持たなくて失敗した事例はいくつもあるのでしょう。
相手の「重量」を計るとともに、自身の「重量」を把握しておく必要もあるのでしょう。

 

なんか、「占い」のような一見「意味深」な文章になってしまいました(^ ^ ;;
長くなりそうなので、続きはまた次回です。


 

 

(15/May/2004)

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