マスタードパフェ


<デジタルなNEWS> 

 今回は最近気になったデジタルなNEWSを2つ取り上げてみたいと思います。

 まず一つ目は、中国のパソコン大手、聯想(レノボ)グループがIBMのPC部門を買収したというNEWSです。
驚きました! ハッキリ言って「聯想(レノボ)グループ」という名前を聞いたことも初めてでしたし、世界のIBMがそんな名も知らない会社(失礼)に買収されるなどとは、誰が予想できたのでしょう?(わかっている人は予想できたのかな?)

 その昔(10年以上前)、パソコンの心臓部であるCPU(Powere PC)の開発を共同で行った「IBM」「モトローラ」「APPLE」が合併するという噂もありましたが、その時に覇権を取るのは(存続会社)は「モトローラ」になるという噂があり、それだけでも驚いたのに(実際には単なる噂だけでしたが)、今回は全く知らなかった会社であり、しかも中国の会社だと言うことは、全く驚かされました。

 確かに今の中国の経済の発展のスピードはすさまじいものがあり(GDP成長率=約9%前後)、特にIT関連産業の躍進は世界の経済発展の歴史から見ても、特異なものだと言われています。
しかも12億人(2002年)という人口に対して、パソコンや携帯電話が確実に普及していく事を考えると、12億5千万米ドル(1,280億円)という買収額を支払っても、充分採算の取れる数字なのでしょう。

 日本や米国などでは、既にパソコン等のハード(機械)ではビジネスが成り立たないと言われて久しいわけですが、中国ではまさにこれからハードが普及していくのでしょうし、業務用その他のパッケージソフトに関しては、既に出揃っているものを中国仕様に改造してゆくだけなので、低コストでの開発が可能です。
低コストで多売が期待できる市場・・・・・。
すごい事ですね!
(有)逢友クリエイティブも中国進出を考えますか・・・・・。

 

 次のNEWSは地図帳出版大手の「アルプス社」が民事再生手続きに入ったというNEWSです。アルプス社と言えば同じくS社、Z社等とならぶ大手出版社です。

 業績不振の原因はカーナビやネット地図などの普及で、本来の出版事業が不振に陥った事だと言うことです。
ですが、アルプス社もデジタル化に全く手を付けていなかったかと言うとそうではなかったはずです。私の記憶に間違いがなければ(よく、間違うのですが・・・(^ ^ ;;;)、「アトラス・シリーズ」という電子地図(CDメディア)を業界に先駆けて開発・発売していたはずです。
更に「アトラス・シリーズ」は、各社のパソコンに付属ソフトとして同梱されていて、その意味では、営業戦略的にも、他社に先駆けたデジタル戦略を打っていたはずです。

 実際のところ、また正確なところは、何があったのかはわかりませんが、結局デジタル化の波に乗るのは早かったけれど、インターネットを代表とするIT化、ネット化の波に乗り遅れてしまったという事なのでしょうか・・・?

 企業というのは難しいと思います。
特に現在のようにデジタル、IT、ネットなど日進月歩の技術が牽引してゆく経済環境の中で、企業を経営してゆくのは本当に難しいと思いました。
いくら先見の明があり、他社に先駆けて最新技術を取り入れても、市場がそこまで成熟していなければ「物」は売れませんし、市場が出来上がってから参入したのでは、乗り遅れてしまいます。
最新技術を他社や市場に先駆けて開発、取り入れても、市場が育つまで持ちこたえられるだけの企業体力が無ければなりませんし、たとえ多少の体力があったとしても、市場が育った頃には、その技術そのものが陳腐化している恐れもあります・・・・。

 でも、元々企業体力なんて無かったベンチャー企業が、今ではプロ野球球団を持てるほどに成長しているのもIT業界です。

 特にITやデジタルを扱う業界にとって、市場動向の見極めと、開発の時期、投入の時期などのタイミングを見極めることが重要であることは言うまでもありませんが、なにか、そんな人知を超えた「運」のようなものもあるような気がします。

 デジタルの世界における成功の可否を決めるのが「運」というのも妙ですね。
って事は、やはり「気」の力でデジタルの世界を牽引する中国IT業界、恐るべし!と言うことでしょうか!!


 

(11/Dec/2004)

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