マスタードパフェ


<企業のライフライン> 

 最近、あるお客様の電話設備、電話回線の件で飛び回っています。
弊社の事業案内にも載っていますが、弊社では電話回線の取り次ぎや、電話設備(主にビジネスフォン)の取り付け業務も行っています。
とは言っても、電話回線の取り次ぎとは、実際に工事をやるのは基本的にはNTTが局内、局外とも工事をやるわけで、弊社のような代理店は、お客様への提案とNTTへ必要書類を送るだけです。基本的に、お客様から料金を徴収することはありません。(じゃぁ、どこで儲けるの?という話は、とりあえず置いておきます)

  まぁ、基本的には事務処理だけの仕事なので、NTTへの手配だけやっておけばいいような業務なのですが、実は結構ややこしい仕事でもあります。
一番大事なのは、お客様にとっていかに効率の良い、メリットのある回線状況を提案するかという部分です。
特に今回は、弊社にとっても大事なお客様でしたので、私が自ら色々と動きました。

 電話回線や回線状況、電話設備というものは、一般の方には結構わかりにくいものです。 数年前から「マイライン」というシステムができて、テレビCMや雑誌・新聞の広告などで大きく宣伝をしていますが、実際にどこの通信会社(業界用語でキャリアと言います)が安いのか?どこが便利なのか?一般のユーザーには正確なところはわからないのではないでしょうか? 一般の電話(設置電話)に比べて携帯電話の料金が高いという事はわかっても、一般電話の会社同士だと、0.1円の攻防をしているわけです。「0.1円の違いなんて、物の数じゃない」と思われるかもしれませんが、これが企業ユーザーともなると、馬鹿に出来ない数字になってしまいます。

 どこの通信会社が良いかは、一概には言えません。
その企業ユーザー様の業務内容、通信状況、更にその時の通信会社のサービス内容によって、最適な組み合わせを提案することが本来の電話取次店の仕事なのですが、実際にはその取次店の様々な思惑や、ユーザー企業様の様々なしがらみ、思惑が複雑に絡み合い、なかなか大変な仕事です。

 弊社のコアビジネス(中心となるビジネス)は、印刷物、広告物の制作、DTP、ホームページなどの制作業務です。更にインターネット関連サービス、システム構築などが主な業務になります。
そのインターネットやシステムまわりを手がける関係から、必然的に通信関連の知識も必要になってきます。特に最近は携帯電話をはじめとするモバイル環境にも熟知していなくてはなりません。
そのような流れから、電話設備の設置や電話回線の取り次ぎ業などを業務内容に含めているのですが、本来はそこで利益を上げることが目的ではありません。
あくまでも、通信の先にあるサービスの部分が、弊社の業務の中心です。

 さて、今回のお客様ですが、会社・事務所の新築移転を機に通信設備の入れ替え、通信環境の見直しという絶好のタイミングで弊社がお手伝いをさせていただける事になったのですが、移転、引っ越しというのは、個人宅でさえも大変な事なのに、まして会社の引っ越しとなると、業務を続けながらの移転になるので本当に大変な事だと思います。

 私も経験があるのですが、特に新築の場所への移転や引っ越しの場合、一番大事なことは「ライフライン」の確保です。
若い頃(独身の頃)に、新築というより、まだ出来上がっていないマンションに引っ越した事があるのですが、引っ越してから1週間は、水も電気もガスも開通していなくて、大変な思いをしたことがあります。季節も夏でしたし、まぁ着の身着のままの独身暮らしでしたから、それでもどうにかなりましたが、これが冬場だったら、かなり辛かったと思います。しかも当時は電話も持っていませんでしたから・・・(笑)

 人間の生活にとって必要な「ライフライン」は、水・電気・火(ガス)なのでしょうが、企業にとっては、これに「情報」という項目が加わると思います。
その情報の伝達手段として「通信」があります。近い将来にはこの通信の担い手として、第一に「インターネット」が上げられるようになるのでしょうが、現在はまだ「電話」が一番重要な手段なのでしょう。

 弊社のコアビジネスは制作業務で、回線業務は本来の目的ではないと書きましたが、お客様にとってのライフラインである「情報・通信」に関わる業務ですから、決して手を抜いて良い物ではありません。心してかからなければならない案件だと思います。
そして、このようなベースになる案件をキチッとこなした先に、弊社が提供できる本来のサービスがあるのだと思います。

 今回の仕事は、ともすれば事務処理だけに終わってしまいがちな回線業務について、もういちど見つめ直す良い機会だったと思います。

 


 

(1/Mar/2005)

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